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【中野大介】1973年東京生まれ鎌倉育ち。高校時代進学校に通うも不勉強がたたり大学受験に失敗。幼い頃から好きだった絵の道を目指すため、美術予備校へ方向転換。1997年多摩美術大学デザイン科卒業。デザイン制作会社勤務を経て、2007年に(株)D&Iを設立。広告デザインやそれにまつわるプロモーションツール、パッケージなどのデザインを手がける。これまでの主な仕事は、川崎市岡本太郎美術館開館ポスター及び館内ツール、大日本印刷(株)企業カレンダー、(株)エフティ資生堂企業カレンダー、NTTドコモサービス案内パンフレット、吉川晃司「Jellyfish & Chips」ポスター、(株)ツムラ「ソフレ」「モウガ」「インセント」パッケージほか。受賞歴:読売広告賞協賛社賞、東京TDC入賞、全国カレンダー展印刷連合会会長賞。
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2007年 09月 15日
gggにて開催中の佐野研二郎展「ギンザ・サローネ」へ。
1階のフロアに新作、 地下にこれまでの作品が展示されていた。 新作は広告などの仕事ではなく、 自主的に制作されたプロダクトやポスターの数々。 佐野さん曰く、 広告などとは違った、長く続く、 分かりやすいコミュニケーションを目指した。 gggの1階をプレゼンの場として、 ここから実際に発注の依頼が来るような プレゼンの場にしたかった。 とのこと。 相変わらずチャーミングで心が温かくなるような作品なのだが、 トーンとして少し大人っぽくなった印象。 職人→アーティストへと変貌を遂げつつある気がした。 その後、同会場で行われた 佐野研二郎×佐藤可士和のトークショーへ。 博報堂時代の先輩後輩である二人、 仕事の思い出話をしていても、いつしか笑い話になり、 会場もそれに釣られて笑い声が絶えない。 前半は“中学生みたい(佐野氏)”な、 佐藤可士和伝説。 ・1日に60回ぐらい“面倒くせぇ”と言っていた。 ・使わないB全ポスターの裏にマジックで書いたイラストをそのまま入稿した。 ・佐内正史の写真の色を印刷で思いっきりいじった。 ・さらに、そのポスター“全面”をバーコ印刷した。 などなど。 まともな社会人デザイナーであれば怖くて出来ないことを 思い切ってやってしまうところが可士和氏の魅力。 そのイズムは今も失われていない。 後半は、ユニクロNYなどのビッグプロジェクトの話が中心で、 佐野氏は感心しきりで専ら聞き役に。 約2時間にわたるそんな対談の中で 一番印象に残った言葉は、可士和氏が言った、 佐野はマジメで、作品全体に手が入っているから 肝心なところが弱くなってる。 グレーっぽいデッサンになっている。 という言葉だった。 デッサン経験者なら誰でもハッとする言葉。 また、 佐野はマジメだから、いろんな人の下について、 その人たちの言うことをちゃんと聞きすぎてる。勉強しすぎ。 とも言っていた。 これもドキッとする言葉だった。 最後に、 オレは大貫さんの広告が好きだったから、 大貫さんとは人間的に似ていると思ったけど、 実際下に付いてみたら全然違う人間だった。 だから佐野もオレを気にせず、佐野を究めるべき。 という言葉。 “佐野”を“あなた”に置き換えれば 全てのデザイナー(または全ての人)に あてはまる言葉だと思う。 一番難しいけれど、 それしかないとも思う。 個性は見つけるものじゃなくて、元々あるもの。(養老孟司) だそうです。 子供のような佐藤可士和氏の言う言葉だから、 素直に耳に入ってくる言葉たち。 2時間があっという間のトークショーでした。
by tbm18363
| 2007-09-15 00:21
| 佐野研二郎
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