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【中野大介】1973年東京生まれ鎌倉育ち。高校時代進学校に通うも不勉強がたたり大学受験に失敗。幼い頃から好きだった絵の道を目指すため、美術予備校へ方向転換。1997年多摩美術大学デザイン科卒業。デザイン制作会社勤務を経て、2007年に(株)D&Iを設立。広告デザインやそれにまつわるプロモーションツール、パッケージなどのデザインを手がける。これまでの主な仕事は、川崎市岡本太郎美術館開館ポスター及び館内ツール、大日本印刷(株)企業カレンダー、(株)エフティ資生堂企業カレンダー、NTTドコモサービス案内パンフレット、吉川晃司「Jellyfish & Chips」ポスター、(株)ツムラ「ソフレ」「モウガ」「インセント」パッケージほか。受賞歴:読売広告賞協賛社賞、東京TDC入賞、全国カレンダー展印刷連合会会長賞。
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2007年 09月 17日
池袋のP' PARCOで開催中の
『出張デイリー・フレッシュ・ストア 〜秋山具義のデザイン展とデザイン店〜』へ。 それほど広くないスペースに、トートバッグや文具など、 秋山具義氏デザインによる商品が販売されていて、 奥のスペースでは氏のこれまでの作品も展示されている。 ぐるっと見て回った感想をひとことで言うと“ポップ”。 ハッキリした色使い、力強い罫線、ゴシック体。 デザインに繊細派とポップ派があるとしたら、 僕はこれまでどちらかというと繊細派が好きだったのだが、 ここ最近、急速にポップ派も好きになってきた。 カラッとした空気感、迷いの無さみたいなものが、 とても心地よく思える。 街に溢れる派手で醜悪な看板とは全く異なる“単純さ”“分かりやすさ”。 ニュアンスを排除した潔さが、コミュニケーションの強さに繋がっている。 モノを作るとき、モヤモヤ悩みながら作ると、 ポップなものは出来ない。 ある部分で、他の一切を切り捨て、 エイッ!と割り切って作らないと、ポップにはならない。 その腹をくくる感じが、 何とも気持ちいいなぁと思うのだ。 話を戻すと、この秋山具義 出張デイリー・フレッシュ・ストアには、 「ショップ」という形態の新しい可能性を感じた。 一人のクリエイターが自分の名を冠して店を開き、 そこには本人がこれまで行ってきた仕事と共に、 企画、デザインした商品が並ぶ。 そのクリエイターが好きな客は、 その店へ行けば、その人に関するモノのすべてを見たり買ったり出来る。 タレントショップのような安易なものではなく、 どちらかというと、ゴザを敷いて自分の畑で取れた キュウリやトマトを売っているおばちゃんに近いかもしれない。 “あのおばちゃんの作るトマトは美味しいから、 一緒に売ってる漬け物もきっと美味しいに違いない” みたいな。 その人自体がブランドになっていれば、 買う側もしっかりした目を持つし、作る側にも緊張感が出て、 良い関係が築けるんじゃないだろうか。 もちろん、一般のあらゆる店もある意味ブランドなのだが、 ダイレクトに個人の顔が見えるものって意外と少ない。 もはや企業を信じられなくなった今の時代、 より細分化されたブランドが求められるのではないだろうか。
by tbm18363
| 2007-09-17 20:20
| 展覧会
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